週刊ヤングマガジン(2018/12/10発売)2・3号!「アルキメデスの大戦」最新話 149話 ネタバレ感想を書きたいと思います。
ネタバレありの感想、あらすじなので、これから最新話を読もうとしている人は気を付けてくださいね。
「アルキメデスの大戦」ネタバレ最新話149話の感想とあらすじ
前号( 148話)までのお話
新「大和」の建造が始まるも、櫂は不安を隠しきれなかった。その不安の元は東条英機。
前号のお話はコチラ
前号でのろ溝橋事件をきっかけに、東条英機が中国制覇の野望を行動にうつしてしまうのではないか?
同じ不安をかかえる外務省の丹原。
丹原と櫂が「東條英機という人間」について語り始めました。149話の始まりです。
東條英機の生い立ちと本性
丹原は東條に対して、昔は良い人だったのが、ある程度の地位になると、
さらなる上を目指してしまい、以前のような良い人ではなくなる、という見立てでした。
しかし、櫂の東條に対する思いは違っていました。
「変わったのではなく、本性をあらわしたのでは?」
櫂は東條が久留米旅団超時代にあった時、「静かで几帳面な官僚」というイメージでした。
しかし、別れ際に
「この貸しはいつか必ず返してもらうからね。」
と言われ、背筋が凍る思いをした記憶がよみがえりました。
東條英機の心理がわかれば、これからの日本と中国を予測できるかもしれない。
そこで、櫂は外務省の丹原に、東条英機の幼少時からの生い立ちを調べ上げてもらうことにしました。
5日後の7月17日に外務省の丹原課長から櫂のところに、東条の調査結果が届けられました。
東條英機の野望
東條英機を語る上で父である英教(ひでのり)氏が重要です。
父である英教氏は、相当優秀な学生でした。
明治16年に新設された陸軍大学校を明示18年に首席で卒業。
しかし、英機はあまり勉強が得意ではありませんでした。
父、英教氏が1期生で首席で卒業した陸軍大学校を、英機は2浪して3度目の受験で合格しています。
しかも、30歳になると受験資格を失うぎりぎりのタイミングでの陸軍大学校への入学。
丹原の報告書には、学業が得意ではなかったことで受けた、東条英機の孤独感、劣等感についてが書かれていました。
櫂は、「中条英機は青年時代の屈辱を、中国での手柄で晴らそうしているのではないか?」と心配しています。
「いずれ、重大な危機がおそってくる!」確信しました。
そして、ひるがえって中国。
東條英機は、櫂の心配していた企てを決心していました。
それは「ろ溝橋事件」での衝突を契機にして、中国全土へ攻め入ることです。
一人の男の野心が引き金となって戦争が起こってしまうのでしょうか?
149話の感想
平和な日々はもうすぐ終わりそうです。
これまで受けてきた屈辱、劣等感を取り戻そうとする東條英機の振る舞い。
(史実なので解釈はいろいろあると思いますが・・・)
戦争を起こさせないように、櫂はこれからどんな策を打っていくのでしょうか?
次号の発売は12/22(土)です。150話、早くよみたいです。
アルキメデスの大戦の最新話を見る!