週刊モーニング(2019年01月10日(木)発売)6号!「ドラゴン桜2」最新話 43話の ネタバレや感想を書いていきます!\(^o^)/
これから「最新話を読むつもり!」「まだ、最新話を読んでないよ!」という人は気を付けてください、よろしくお願いします。
「ドラゴン桜2」ネタバレ最新話43話のあらすじ
前話(42話)までのお話は?
前話(42話)の話は 優れた文章とは建築学に則って作られている!と大宰府先生が力説している途中でしたね。
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ドラゴン桜2【最新話】42話ネタバレ!文章の構造
週刊モーニング(2018/12/27発売)4・5号!「ドラゴン桜2」最新話 42話 ネタバレ感想を書きたいと思います。 ネタバレありの感想、あらすじなのでこれから最新話を読もうとしている人は気を付けて ...
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大宰府先生は「早瀬さんと天野くんの読解力が不十分な原因は、文章の構造がわかってないから!」と断言しました。
文章は、
- 同等関係
- 対比関係
- 因果関係
この3つの構造に分類できるんですよという説明の途中でした。
この話、高校生の二人だけでなく、全ての日本人が知っておいて損はないので、大宰府先生の講義をよく聞いていきましょう!
大宰府先生、絶好調です。
「優れた文章は建築学に則って作られています。建築の基本は構造なんです」とのこと。
「構造とは、・・・ハアア、疲れました。」大宰府先生、ガス欠でしょうか…。
水野が「頑張ってください!」と声をかけます。
「林先生のようになりたいんでしょ?」
この言葉に大宰府先生は反応しました。そして、少し元気になって続きを続けられるようです。
(このくだり、あまり要らないような気がします・・・笑)
(早く、文章の構造の講義が聞きたいんですが…。)
大宰府先生の講義が再開しました。
先週から、文章の構造は3つに分けられるという話でした。
それぞれ別の言葉で言い換えるとと以下のとおりです。
同等関係、対比関係、因果関係 を簡単に説明してくれました。
同等関係とは?
一言で表すと、同等関係 ⇒「言い換え」。
言い換えのパターンは2つあります。
抽象化と具体化。
具体的で絵として想像できるのが「具体化」
例文:
・雨だと思っていたけれど晴れた。
・会えないと思っていたけれど会えた。
抽象的で絵として想像できないのが「抽象化」です。
・つまり、予想外のラッキーな展開が重なったというわけだ。
上のことを、早瀬さんと天野くんに質問して、二人ともわかっていたようです。
さらに、大宰府先生の説明は続きます。
抽象的でわかりにくいくことを具体的にしたり、具体的だけどまとまりがなくバラバラに思える時は抽象化する。
「AつまりB」とは「AイコールB」であり、「A」は具体化で「B」は抽象化です。
以上が、同等関係の基本構造で文章をパッと見たときに、
「つまり」「例えば」「このように」「要するに」「いわば」「すなわち」「言い換えれば」
このような接続詞を使っていればその文章は同等関係と判断します。
対比関係とは?
一言で表すと、対比関係 ⇒「反対」
対比関係は主張をはっきりさせるために反対のものを出して比較しているものです。
例文:
東京の人口密度は6340人/1キロ四方だ。生活にゆとりがなくなるのも無理はない。
↓
北海道の人口密度は67だ。それに対して東京の人口密度は6320だ。生活にゆとりがなくなるのも無理はない。
というように、対比を使って伝えたいことをはっきりさせるのが対比関係です。
「しかし」「それに対し」「一方」「だが/が」「けれども」「むしろ」
これが文頭にくる文章は対比関係で書かれています。
因果関係とは?
一言で表すと、因果関係 ⇒「原因と結果」。
例文:
宿題を忘れた。だから叱られた。
↑
これは原因から結果を表した文章で、
叱られた。なぜなら宿題を忘れたからだ。
↑
これは結果から原因を表した文章です。
原因から結果を表す接続詞は
「だから」「そのため」「その結果」「それで」「したがって」「よって」
結果から原因を表す接続詞は、
「なぜなら」「というのも」「その理由」「きっかけは」
以上の接続詞がくれば因果関係と判断してOK!
わかりやすい文章とは?
同等関係、対比関係、因果関係 で書かれていれば論理的でわかりやすい文章になります。
論理的とは、筋道がしっかりとできていること、つまり、家でいえば構造計算によってしっかり設計されていることです。
過去の名作と呼ばれる文章は構造設計が優れています。
国語のテキストも当然、論理的で設計にミスのない文章が採用されます。
読解問題は、同等 対比、因果の各関係が明確な文章を出題されます。
設問も同じ!
「どういうことか?」という問いは言い換えをさせる設問。
「どう違うか?」という問いは対比させる設問。
「なぜか」と聞いているのは因果関係をたどらせる設問なんです。
国語は科学です!
科学である以上、合理的、論理的に解析して帰結を導き出すんです。
最も重要なのは「言い換え」
国語に限ったことではなく、すべての教科に言えるんです。
数学は与えられた式を展開して、与えられた文章を数字に同値変換する教科。
公式だけを覚えていても、値を『言い換える力』がないと試験問題は解けません。
理科、社会は教科書で得た知識や情報を設問にあわせた形で『言い換え』して答える教科です。
英語や国語は伝える人と受け取る人がお互いの『言い換える』力を使って理解しあう教科です。
特に受信者の『言い換える力』が試されます。
全ての教科で求められる力とは?
全ての教科で求められているのは、言い換える力 です。
- 「つまり」何?
- 「例えば」何?
- 「要するに」何?
- 「いわば」何?
- 「すなわち」何?
- 「言い換えれば」何?
何が言いたいの?それを問い続けるのことが学問です!
当然、大学入試ではこの姿勢が反映されていて、求める人材に論理的思考を試しています。
特に東大は「言い換える問題」を多く出題しているのです!ということでした。
ドラゴン桜2の43話の感想
すごく勉強になりましたね。
「国語を勉強する方法がよくわからない」という人は多いですが、今回の大宰府先生の話を聞いたら何をすべきがわかったのではないでしょうか?
次の話(44話)では、『言い換える力』をつけていくには、具体的にどんな訓練をしていけばよいかが説明してくれると嬉しいですね。
これからの早瀬さん、天野くんの追い上げが楽しみです!!
次回のドラゴン桜2(44話)は2019年01月17日(木)に発売される週刊モーニング 7号ですのでお楽しみに!
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