週刊モーニング52号(2018/11/29発売)【会長 島耕作】最新話 112話のネタバレ&感想をご紹介します。
以下ネタバレありの感想なので、まだ最新話を読んでいない方はご注意くださいね。
「会長 島耕作」最新話112話ネタバレ&感想&考察
前号( 111話)までのあらすじ
世界中が欲しがる天才的頭脳の持ち主「シング」が、島の友人の恋人の息子だったという、歴代の「島耕作」にありがちな無理矢理感はさておき・・・。
シングはこのままだと拉致される可能性が高い危険な状況でした。
先週号で、島の秘書である謝萌緑がシング(当 泰源)の部屋から必要なパソコン類を持ち出すことに成功しました。
すでにシングの家のまわりは、韓国か北朝鮮の人間に張り込まれていたのでギリギリのタイミングでした。
島のはからいで、シングを別の国の台湾政府の施設で保護する計画が練られていました。
「会長 島耕作」最新話112話ネタバレ
島の一行は、台湾の立法委員の趙哲仲(チョウ テツチュウ)氏の事務所でシングの今後について話をしました。
もちろん、島もテコットの切り札としてシングの頭脳が欲しかったが、シングとシングの母の嘉玲のことを考えると日本に連れて帰ることは彼の良心が許しませんでした。
さすが、島会長。
結果、シング(王泰源)は台湾を離れて、スイスの台湾の施設で極秘の仕事に就くことになりそうです。
台湾は労せず世界中が狙っていた頭脳を手に入れたことになりましたが、拉致されて悪のために働かされる可能性があった危機から逃れられました。
日本人、中国人、台湾人のメンタリティ
場面は変わり、島と謝萌緑が日本人と中国人と台湾人のメンタリティについて話をします。
謝は万亀会長と結婚したので中国籍を捨てて日本籍になっています。
その謝が、元中国人として中国人のメンタリティについて語りました。
「中国は個人主義の国だから相手をおもんぽかることは希です。」
「人が多いので生存競争が身についていて人のことを気にしていたら自分が置いていかれる・・・」
「そういう恐怖に似た意識があるように思う。」(もちろん、中国人の全てではないと思いますが、、。)
元中国人の謝から見ると、台湾人は日本人に近いメンタリティがあるそうです。
昔、日本が台湾を統治していた時代がありましたが、中国人の抑圧に比べると、まだ日本の対応は良かったという話もあるそうです。
そんな背景があって、台湾は親日的な人が多いのかもしれませんね。
シングの居場所を知っていながら言えないバツの悪さ
その晩、島は平瀬と台湾の居酒屋で食事をしました。
平瀬はシングを追っています。日本の経済を救う可能性のある天才ですから、あきらめきれないのでしょう。
しかし、島も同席している謝も、シングが台湾政府に保護されたことを知っていながら言うことはできません。
シングの身に危険が及ぶ可能性あるためです。
ホンネを明かせない辛い思いを抱きながら、台湾編はおしまいです。
◆補足事項◆
謝萌緑は万亀会長の奥さんであり、島の秘書です。
万亀会長は体の調子があまりよくありません。万亀会長はテコットが初芝時代からの功労者です。
早く元気になって欲しいですね。
112話の感想
冒頭にも書きましたが、「ストーリー上、超重要な人物が島の近くに運よく現れる」という現象は歴代の<島耕作シリーズあるある>と言っても言い過ぎではないと思います。^^;
とはいえ、そんな無理くり感も含め、島耕作は「係長 島耕作」時代からずっと読み続けています。
最近、年齢のせいでセクシー場面がほぼなくなってしまいましたが、それを差し引いても島耕作と弘兼憲史先生に引き続き頑張っていただきたいです!